全てのプログラムを日本国内で自社開発しています。
CAPCAST®では、6面体(8節点)をベースに、三角柱(6節点)やテトラ(4節点)など数種類の要素で構成されたメッシュを使って解析します。そのため形状近似精度の良いモデルを使って、精度の高い解析が可能です。解析モデルは鋳造シミュレーション用に開発されたCAPCAST®のメッシュ作成プログラムAUTOMESHを使用することで簡単に作成できます。
CAPCAST®の解析メッシュ作成プログラムAUTOMESHを使うと、簡単なメッシュ切りの設定を行うだけで、数秒~数分という短時間で鋳物・鋳型を含めた解析モデルのメッシュ切りが可能です。
CAPCAST®のメッシュ作成プログラムAUTOMESHで作成した有限要素法(FEM)形状メッシュを使って、湯流れ、凝固、応力・ 変形解析の連成解析が可能です。応力解析のために新たにモデルを作成する必要がありませんので、湯流れ、凝固、応力・変形の連成解析を迅速に行えます。
3次元有限要素法モデル内に冷却パイプを要素として作成できます。これらの冷却パイプ/加熱パイプは、正確な太さでモデル化することができます。位置の変更はCAD上で修正し、再度メッシュ切りをします。メッシュ切りは簡単かつ短時間ですので、CAD上での作業がほとんどとなります。
実際の鋳物には中子やチラーなど物性値の異なる鋳型が組み込まれており、これらを考慮することは非常に重要です。もちろんCAPCAST®では複数の鋳型を考慮することが可能です。また、主な鋳型材料(金型、砂型)の物性値は、標準でデータベースから入力できます。
気液2相流を考慮した湯流れ計算が可能ですので、減圧を考慮した計算も可能です。
ほとんどの鋳造プロセスにおいて、実製品との検証を行っています。常にシミュレーションの結果を信頼できる実験データと比較しています。比較する項目は鋳物/鋳型内の温度曲線、サーモビューアによる表面温度、実態とX線写真の欠陥サイズと位置、デンドライトセルサイズなどです。
高圧ダイカスト(真空を含む)、低圧鋳造、重力金型鋳造、傾斜鋳造、砂型鋳造、消失模型鋳造、精密鋳造など、様々なプロセスに対応しています。
設定に関する項目、マニュアル類は全て日本語です。ユーザーサポートについても、国内の鋳造CAE専門の技術スタッフが日本語で対応します。
特別な知識や技術・経験は必要ありません。グラフィカルなユーザインターフェイスやソフトウェアのトレーニング、電話・電子メール等でのサポートにより、短期間での習得が可能です。
CAPCAST®はLinuxワークステーション上で動作します。メッシュ作成、湯流れ、凝固、変形解析、ポスト処理といった一連の作業を一台のワークステーションで行うことができます。
Linuxは安定性の高いマルチタスクOSですので、複数の作業を同時進行で行うことが可能です。Windowsに比べ、CPUを効率良く使用できるため、大規模シミュレーションを高速に解析することができます。また、解析途中でもポストプロセッサを使って解析結果を表示することができ、進行状況を把握することが可能です。GUI(グラフィカルユーザインターフェイスプログラム)が充実していますので、初めての方もすぐに慣れることができます。
ソフトウェアのバージョンアップは、保守・サポートの範囲内に含まれていますので、バージョンアップのための追加費用は発生しません。