CAPCAST

CAPCYCLE

CAPCYCLEは、鋳物の凝固過程をシミュレーションする3次元有限要 素法プログラムです。凝固過程を可視化することにより、鋳物形状の最適化、品質の向上、不良率の低減に役立てることができます。

様々な鋳造プロセス、鋳型材料、鋳物材料の解析に対応しており、形状近似精度の高い有限要素法メッシュを用いて計算することで、精度の高い解析を高速に行うことができます。湯流れ解析ソフトウェアCAPFLOW®によって計算された充填完了時の温度分布を初期条件とした連成解析も可能です。
CAPCYCLEには二通りの使い方があります。

1つ目は、室温の鋳型に鋳造する砂型鋳造の場合のように凝固解析を一度だけ行う場合です。充填完了時をスタートとし、鋳物が鋳型内で凝固している過程や、型開き後の温度低下といった工程を精度良く計算できます。もう1つは、ダイカストや低圧鋳造などの金型を用いた鋳造の場合に、凝固解析を繰り返し行い金型の定常温度分布を求めるサイクル計算です。金型を用いた鋳造の場合、鋳型によって型開きのタイムスケジュールが異なったり、冷却制御が複雑である場合がほとんどです。

CAPCYCLEの繰り返し計算は、これらの複雑な鋳造プロセスを、高速に精度良くシミュレーションすることが可能です。また、CAPSTRESSの変形解析で得られたエアーギャップを考慮することも可能です。

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